人間は水である。水でできている。そして、人間は生活の中でも、水に浸かって生きている?政府の医療事故対策などに携わる世界的な免疫学の権威、野本亀久雄九州大学名誉教授は水の汚染対策、管理の重要性を指摘する。野本名誉教授はNIBM(池本慶且社長)と生存環境科学研究所(岡本美好社長)が業務提携し展開する殺菌ウィルス・イレイザー水プロジェクトに参画。多くの段階で水を使うのは医療現場も水産現場も同じ。「魚の処理現場では必ず水を使う。安全な水の確保は水産分野においても大きなプロジェクトだ」と説明する。
人間の体は水、ということは食べ物も水。水があるから汚染が起こるのは当たり前。
安全な水を確保するのが第一だ。人間の生活にかかわるのはすべて水なんだということ。
安全な水は必要だ。食べ物の冷凍など保存が上手になったということ。以前に比べ、キープする時間がはるかに長くなってきている。それを管理するのはやはり水だ。
水が良くなければ必ず汚染が起こる。また、今、どんどん年寄りが多くなり、ウイルス、感染に弱くなっている。日常のささいなことから発症する日和見感染が問題。
これらを防ぐにも安全な水が必要となる。
ウィルス・イレイザー水が昔から既に存在している物質を使っていること。一度でも使った物質であれば、安全性を考えてもニーズがすごく多い。この水は私自身、昔考えたことがあったが、市場ニーズと技術の問題から実現しなかった。ようやく出てきたというのが実感だ。
今動物のインフルエンザがはやっている。なぜ増えたのか。これは狭い空間で生き物を飼うためで、養殖魚でも同じこと。効率よく育てるにはこうなってしまう。40年ほど前、水産庁に魚の感染症を防ぐ方法を考えるよう言われた。当時はこのような水がなかったため、ワクチンということになった。
特に養殖魚は閉鎖空間でエラ呼吸するため感染が起きやすく、肺炎になることが多い。魚の養殖から流通、加工に至るまで、水産業界での安全な水のニーズは大きく、大きなプロジェクトとなると思う。
(みなと新聞 3月30日掲載記事より抜粋・加工)

野本亀久雄 先生 プロフィール
1961年、九州大学医学部卒業
1977年、同大医学部癌研免疫学部門教授
2000年同上定年退官、九州大学名誉教授
現在日本臓器移植ネットワーク理事長兼医療本部長、
日本医療機能評価機構、医療事故対策担当理事
ヒューマンサイエンス財団倫理審査委員長
我国の免疫学界のみならず産官医学各界の重鎮
主な著書:『臓器移植』(ダイヤモンド社)、
『免疫力を高める84の方法』(共著・ダイヤモンド社)他、多数





